今や英会話教室は日本全国に数多く存在し、特色やカリキュラムも様々。多すぎて選べないという人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、数ある英会話教室の中から自分にぴったりのスクールを選ぶためのポイントを紹介します。忙しい社会人が必ず見るべきポイントを5つ解説しているほか、おすすめのスクール10選も紹介します。ぜひ英会話教室選びの参考にしてください。
目次
社会人が英会話スクール(英会話教室)を選ぶときのポイント5つ

まずは、数々のスクールの中から自分に合うところを選ぶために見るべき5つのポイントをご紹介します。
特に、忙しい社会人こそスクール選びには事前調査が必須です。
入会後のレッスン時間を無駄にしないためにも、この記事を参考に英会話スクール選びを進めていきましょう。
自分の目的や英語力に合ったレッスンが受けられるか
英会話スクールを選ぶときは、英語を学ぶ目的に合ったコースが受講できるかどうかで選びましょう。
英語を使う場面や勉強する目的によって、最適な教材やカリキュラムが異なってくるからです。ビジネスで英語が必要な人と、趣味として日常会話を学びたい人では、到達すべきレベルや必要な語彙も異なります。
また、今の時点での自分の英語力のレベルに合ったレッスンが受けられるかどうかも重要です。自分のレベルよりはるかに難しいレッスンでは内容についていけませんし、逆に簡単すぎる内容でもつまらなくなって飽きてしまうでしょう。
初心者なら、まずは簡単なフレーズから徐々に慣らしてくれるようなスクールで、カウンセリングや学習サポートが充実したところを選びましょう。
中級〜上級の人は、自分の勉強したい分野の講座が充実していて、今後のステップアップにも対応した講座があるところがおすすめです。
補足:グループレッスンとマンツーマン、どちらが良いの?
英会話スクールでは複数の生徒に1人の講師がつくグループレッスン制と、生徒と講師が1対1でレッスンを行うマンツーマン制の2パターンがあります。
より効率的に学びたいなら講師を独り占めできるマンツーマン制度がおすすめですが、グループレッスンに比べて料金が高いというデメリットもあります。
反対にグループレッスン制は「仲間を作りやすい」「自分のレベルより上の受講生の英語から勉強できる」「受講料が安め」といったメリットもあります。しかし、マンツーマンレッスンと比べるとレッスン中に英語で発言する量は少なめになってしまいます。
どちらの雰囲気が肌に合うかはその人次第ですので、気になる場合は一度体験レッスンに参加して実際の授業の雰囲気を見るのが一番です。学校によってはマンツーマン・グループレッスンのどちらの形式の授業も行っているところがあり、途中で受講形式を変更することもできます。
レッスン以外で復習をサポートしてくれるか
英会話スクールを選ぶときは、レッスン外での学習サポートも重要です。なぜなら、どんなに優れたレッスンを受けるとしても、週に1回1時間程度の学習では英語を使えるようにはなりません。
最低でも1日に1〜2時間、Podcastでも海外ドラマでも良いので毎日英語に触れる必要があるのです。
しかし、「何をどのくらい勉強したら良いかわからない」という人も多いのが現実です。特に忙しい人は教材選びにまで時間をかけられません。そこで、英会話スクールを選ぶときは課題の指示や、自習教材のサービスがあるところを選ぶことをおすすめします。
特に課題や自習システムがないスクールの場合、講師やカウンセラーが自宅での学習について具体的なアドバイスをくれるかどうかもよく見ておきましょう。
無理なく通うことができそうか
英会話スクールを選ぶときには授業の内容や教材だけでなく、教室の立地や費用なども検討しましょう。特に社会人のスケジュールは仕事中心になることが多いので、職場か自宅の近く、または通勤中に立ち寄れる場所にあるスクールを選ぶと無理なく通えます。
また、受講にかかる費用はレッスン料金以外にも教材費、入会金、設備費などが必要な場合がほとんどです。毎月必要になる受講費用のほか、会費や入会金などの初期費用も見込んだ上で、学習に割けるお金を考えましょう。
また、職場によっては職員の自主的な研修に助成金を出してくれたり、福利厚生として英会話レッスンを格安で受けられたりするところもあります。英会話スクールを選ぶ前に、一度職場に相談しておくのも良いでしょう。
社内で英語が得意な人に「どこの教室に行っていますか?」と聞いてみるのもおすすめです。
カウンセリング制度があるか
英語学習に限ったことではありませんが、勉強を続けるには、目標設定とその目標を達成するための学習計画がとても重要です。
目標と学習計画について定期的に相談に乗ってくれるカウンセリング制度があれば、学習中に壁にぶつかったときでも冷静に計画を見直すことができます。
経験豊富な講師がそろっているか
英会話講師のスキル・経験も教室選びの重要なポイントです。日本人に英語を教えた経験が豊富な講師は日本人のつまずきやすい点を理解して対策を立てられるので、経験の豊富な講師が在籍している、または講師の採用・研修に厳しい条件のあるスクールを選びましょう。
中〜上級者の人なら、自分が英語を使いたい分野での経験が豊富な講師に学ぶのもおすすめです。例えばビジネスで英語が必要なら、自分の業種と近い業界で実務経験を積んだ講師がいないか聞いてみましょう。
社会人向けの英会話教室を選ぶときは複数の教室で無料体験を受けよう

英会話教室選びのポイントを紹介してきましたが、資料や口コミを読んだだけでスクールを選ぶのは難しいものです。そこで、3つ程度の教室に候補を絞ったら、まずはそれぞれのスクールの無料体験レッスンを受けてみましょう。
評判が良いスクールであっても、自分の性格や学び方と相性が良いとは限りません。実際に体験してみて、自分に合っているか、無理なく通えそうか検討しましょう。
また、体験レッスンの前後にはカウンセリングがあり、色々な講座を勧められますが、最初の訪問時点で無理に決める必要はありません。
むしろ、最初の体験の時点で強引な勧誘をしてくるようなスクールでは、入会後も費用面・サポート面での満足できない可能性が高いです。受講生の立場になって親身に受け答えしてくれるかどうかをよくみておくと良いでしょう。
社会人向けのおすすめ英会話スクール10選!

ここからは、社会人向けのおすすめ英会話スクールを10校紹介していきます。英会話スクールは学校教室に特色が豊かです。低価格が売りの教室、講師の質にこだわる教室、高品質のサポートを提供する教室まで様々です。
この記事を参考に、自分が最も大切にしたいポイントと合致しているかどうかを検討してみてください。
ミライズ英会話

・画像引用:ミライズ英会話 HP
『ミライズ英会話』では講師全員が3年以上の実務経験と英語教授法の国際資格を持っており、優秀な講師からマンツーマンのレッスンを受けられます。価格もマンツーマンレッスンの相場よりは低めに設定されており、基礎からビジネス英語まで幅広く学ぶことができます。
レッスン形式 | マンツーマンのみ |
選択できるコース | 基礎英語力完成コース・日常英会話・ビジネス英語 |
入学金(税込) | 33,000円 |
レッスン料金(例) |
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ワンコインイングリッシュ

・画像引用:ワンコインイングリッシュ HP
『ワンコインイングリッシュ』の特徴は1回あたり60分のレッスン料金が550円〜という驚異的な安さです。講師はネイティブレベルの英語教授経験がある人に限定して募集しており、英検5級(中学校1年生)レベルから幅広い話題の会話を難なくこなす中〜上級者向けコースまで幅広く対応しています。
レッスン形式 | マンツーマン・ペアまたはグループ(4〜7人) |
選択できるコース | 学習者のレベルによって入門(中学1年生レベル)〜日常英会話クラス(TOEIC900点〜)まで |
入学金(税込) | 33,000円 |
レッスン料金(例) |
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イングリッシュ・ビレッジ

・画像引用:イングリッシュ・ビレッジ HP
『イングリッシュビレッジ』では40分のマンツーマンレッスンが1回あたり2,000円台から受講可能で、レッスン時間や担当講師の指定も自由にできます。さらに講師は全員ネイティブ。教材は市販のものを別途使用するので、自分で学習したい教材がある場合は講師に提案してみると良いでしょう。
レッスン形式 | マンツーマンのみ |
選択できるコース | コース分けなし |
入学金(税込) | 34,100円 |
レッスン料金(例) |
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シェーン英会話

・画像引用:シェーン英会話 HP
『シェーン英会話』は講師の採用・育成に力を入れており、英語教授の国際指導資格を持ったネイティブ講師を採用しています。レッスンは全て英語で行う「直接教授法」を採用しており、「とにかく英語を聞いて話したい」という人向けです。
レッスン形式 | マンツーマンまたはグループ(2〜6名) |
選択できるコース | ビジネス英語・日常英会話・資格試験対策・旅行英会話・文法強化・留学前コースなど |
入学金(税込) | 22,000円 |
レッスン料金(例) |
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ロゼッタストーン・ラーニングセンター

・画像引用:ロゼッタストーン・ラーニングセンター HP
『ロゼッタストーン・ラーニングセンター』の特色は「パワーレビューシステム」という独自の復習用システムにあります。このシステムに講師が授業の内容やフィードバックを全て記録してくれるので、授業中はノートを取る必要がなく、会話に専念することができます。
北海道から沖縄まで全国展開しているので、教室を探しやすい点もポイントです。
レッスン形式 | マンツーマン |
選択できるコース | 日常会話・ビジネス・資格試験対策・留学準備・旅行英会話 |
入学金(税込) | 33,000円 |
レッスン料金(例) |
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Gaba マンツーマン英会話

・画像引用:Gaba マンツーマン英会話 HP
『Gaba マンツーマン英会話』はビジネス英語を学びたい人に人気のスクールです。講師は様々な来歴を持つ外国人講師で、予約時には講師の出身国や経歴を指定して選ぶことも可能です。
授業後には講師からのアドバイスがありますが、内容を専用のオンライン学習システムに全て記録してくれるなど、学習面のサポートも充実しています。
レッスン形式 | マンツーマンのみ受講可能 |
選択できるコース | ビジネス・日常・トラベル・シニア・短期集中など |
入学金(税込) | 33,000円 |
レッスン料金(例) |
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ベルリッツ

・画像引用:ベルリッツ HP
『ベルリッツ』はビジネス英語関連のコースが幅広く用意されており、電話対応から契約・プレゼンまで幅広いビジネス英語に対応しています。職種や業種によってレッスン内容のカスタマイズにも応じてくれるので、仕事で英語を使うシーンが具体的に定まっている人におすすめです。
また、大手英会話教室には珍しく、1回単位でレッスンの申込ができます。
レッスン形式 | マンツーマンまたはグループ(2〜3名) |
選択できるコース | 33,000円 |
入学金(税込) | ビジネス・日常会話・資格試験対策・語学留学・ディスカッションなど |
レッスン料金(例) |
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ECC外語学院

・画像引用:ECC外語学院 HP
『ECC外語学院』の特徴は日本人バイリンガル講師とネイティブ講師両方の授業を受けられることです。コースは日常会話から日本語講師養成講座まで多数用意されており、初心者から上級者レベルまで幅広く対応しています。
レッスン形式 | マンツーマンまたはグループ(定員8名) |
選択できるコース | 日常英会話・ビジネス英会話・資格試験対策・日本語講師養成・短期集中講座など |
入学金(税込) | 22,000円 |
レッスン料金(例) |
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イングリッシュ・カンパニー

・画像引用:イングリッシュ・カンパニー HP
「英語のパーソナルジム」として知られる『イングリッシュカンパニー』は、受講生ひとりひとりの学習カリキュラムや勉強の進捗を徹底管理してくれるコーチング型の英会話スクールです。第二言語習得理論に基づいた科学的なアドバイスと学習メソッドが強みで、学習コースはレベルごとに分けられています。
サポートが手厚い分料金はかなり高くなります。また、担当コーチとはほぼ毎日連絡を取り合うため、目標や課題が具体的に定まっており、「高い料金をかけてでも目標を達成したい」というモチベーションがある人向けです。
レッスン形式 | グループ(定員5〜10名)、一部コースはマンツーマン |
選択できるコース | 全レベル対応・初心者向け・中級者向け・上級者向け |
入学金(税込) | 22,000円〜55,000円 |
レッスン料金(例) |
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トライズ

・画像引用:トライズ HP
『トライズ』では「1年間で1,000時間分の学習をする」という明確な方針のもと、「聞く・話す」力を重点的に伸ばすコーチング型スクールです。
目標達成に必要な学習以外はバッサリ切り捨てる学習法を提案しており、生徒一人ひとりの目標やレベルに合わせて学習計画をカスタマイズしてくれます。
他のコーチング型スクールと同様に料金は高額で、ほぼ毎日担当のコーチとやりとりをする必要があります。その分、連絡が苦ではない人、長期間英語学習に取り組む覚悟とやる気のある人には強い味方となってくれるでしょう。
レッスン形式 | マンツーマンとグループディスカッション(定員4名)の組み合わせ |
選択できるコース | コース分けなし |
入学金(税込) | 55,000円 |
レッスン料金(例) |
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社会人向け英会話教室はライフスタイルと欲望に合わせて選ぶ!

この記事では、忙しい社会人が英会話教室を選ぶ際のポイントやおすすめの英会話スクールについてお伝えしました。
英語学習を継続し、語学スキルを磨くのに最も大切なのは「継続すること」です。社会人は学生と比べて仕事に拘束される時間が長いため、英語学習に割ける時間はとても貴重です。目標に向け効率よく学習を進められるよう、自分の肌にあった英会話教室を選びましょう。

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