カランメソッドの効果や口コミ!学習方法の詳しい内容とメリット・デメリットとは?

カランメソッドで英語力は伸びる?詳しい内容とメリット・デメリットを紹介

「カランメソッド」とは、1960年代にイギリスで考案された英語学習方法です。講師による矢継ぎ早の質問と、生徒の即時回答を繰り返すという独特の形式をとっており、公式サイトによれば他の学習方法の1/4の時間で英語を習得できるとされています。今回はカランメソッドの概要を解説しつつ、カランメソッドの効果や、カランメソッドが向いている人の特徴について説明します。

カランメソッドの学習方法とは?沈黙・雑談ナシの高密度レッスン

カランメソッドの学習方法とは?沈黙・雑談ナシの高密度レッスン

ここでは、実際にカランメソッドでどのようなレッスンが行われているのかを説明します。

カランメソッドはスピーキングとリスニングに重点を置いた学習法で、習熟の段階ごとにステージ1〜12までレベル分けされています。どのステージでも、基本的に教師が出した英語の質問に対して、生徒が英語で応答する形式で進んでいきます。

授業は前回のレッスンで習ったことの復習から始まり、その後、写真やイラストを使いながら新出単語や文法事項の導入をします。導入が終わると、新しく習った単語や文法を使って講師が生徒に対して質問をし、生徒はそれに対して英語で回答するよう求められます。

生徒が質問に回答するときは、必ず指示された文法を使ってフルセンテンスで応答しなければなりません。その内容は「会話」というよりむしろ「トレーニング」に近く、「反射的に英文を組み立て、声に出す」ことを何度も繰り返します。

さらに特徴的なのは、質問から応答までのスピードがかなり短いことです。生徒は「聞き取る」「話す」のどちらかに集中していなければなりません。

黙ってメモを取ったり、ぼんやり考えたりする時間は一切ありません。よくある雑談やアイスブレーキングの時間もなく、ひたすら「聞いて答える」を繰り返します。

カランメソッドでは「限られたレッスン時間内にいかに多く発話するか」を重視しています。「言い淀みや沈黙の時間も可能な限り削ぎ落とす」という方式を採用しています。

ここからは、さらに具体的にカランメソッドの特徴を解説していきます。

レッスン中はオールイングリッシュ・テキストを見るのは禁止

レッスン中に行われる指示はすべて英語で、新しい単語や文法事項の紹介でも日本語は一切使いません。日本語によるサポートもなければ考える時間も雑談もないので、とにかく集中して英語を聞いて、話す必要があるのです。

カランメソッドによる英語学習では専用テキストを使用しますが、主に復習やリーディングのレッスンでしか開きません。つまり、テキストを頼りに文字で英語を追うこともできないのです。

生徒は講師の質問や指示を聞き逃さないよう、授業中は常に集中する必要があります。

応答はフルセンテンスで即座に回答

カランメソッドのメインは講師による質問と生徒の回答です。対話形式で実際に英文を口に出すことで、新しく習った知識を体得できるようになります。

講師の質問はかなりの早口で、TOEICや英検のリスニングセクションの1.5倍速程度の速さです。質問は2回繰り返され、生徒は質問に対し「フルセンテンスで」「即座に」応答することが求められます。

生徒が回答できずに口ごもっていると、講師は答えとなる文章を口に出し、生徒に答えるよう促します。のんびり考えていると先生が全部答えを言ってしまうので、生徒は質問を聞きながら覚えた知識を活用し、即座に回答を組み立てなければいけません。

せっかちに感じるかもしれませんが、カランメソッドは「授業中にどれだけの量を発話できるか」を重視する教授法です。授業中のやりとりを徹底的に効率化した結果、即時のやりとりを繰り返すスタイルになっているというわけですね。

文法のミスや発音も細かく訂正

生徒の答えに誤った部分があるときは講師が訂正してくれます。訂正の範囲は発音やアクセントだけでなく、冠詞の抜けや複数形・単数形の違いといった文法事項にまで及びます。

訂正のタイミングにもこだわりがあり、講師はミスを発見すると必ずその場で指摘します。生徒がフルセンテンスを言い終わる前であっても、「ここがおかしいぞ」と思えばすぐに正しい発音をして見せ、生徒にリピートを促します。

「早く答えなくては」と焦って間違った英語を喋ってしまったとしても、すぐに訂正が入るので正しい英語を身につけることができるというわけですね。

また、カランメソッドでは「できるかぎり短縮形を使う」という特徴があり、短縮形を使わずに答えた場合は(厳密には間違いではなくても)訂正が入ります。短縮形はネイティブスピーカーが会話するときによく使うので、その聞き取りや発音に慣れるという目的があるのです。

カランメソッドの学習効果を徹底解説!英語力はどう伸びる?

カランメソッドの学習効果を徹底解説!英語力はどう伸びる?

独特な教授法を持つカランメソッドですが、カランメソッドのレッスンを受けることで英語力はどのように伸びるのでしょうか? ここでは、カランメソッドを受けることで向上が期待される「リスニング力」「文法の応用力」「スピーキングの速さ」について詳しく説明していきます。

リスニングのトレーニングになる

カランメソッドでは文字や母国語でのサポートに頼らず常に英語を聞き続けるため、リスニング力の強化が見込めます。回答するには、早口で繰り返される先生の英語を聞き取る必要があるので、集中して聞き取る習慣も身につきます。

最初のうちは自分が回答するより前に先生に答えを言われてしまうこともありますが、先生の答えを音声だけを頼りに真似ることでシャドーイングの練習にもなります。

早口で繰り返される質問を聞き取るだけでも最初のうちは大変ですが、これに耳が慣れてしまうとTOEICなどで話される英文がゆっくりと聞こえるようになりますよ。

文法知識が感覚として身に付く

カランメソッドではフルセンテンスの英語をひたすら口に出し、それを耳で聞き取るので、英文の構成を自然と体得することができます。文法上誤った回答は即座に訂正されるので、誤った情報を勘違いして覚えてしまう必要もありません。

自分でも気づかないような些細なミスであっても厳しくチェックが入りますので、レッスン中に指摘された自分の弱点を復習に活かすという活用もできます。

英語が口から出るまでの時間が圧倒的に短くなる

カランメソッドに慣れてくると、講師の質問を英語のまま聞いて内容をイメージし、即座に英語で答える反射神経が身につきます。

即時の対応を求められるカランメソッドでは、英語を聞いた後に「どんなことを言っているのか」と日本語で意味を解釈する時間はありませんので、英語を英語のまま処理して理解することが常に求められるのです。

カランメソッドは万能薬ではない!向いている人・向いてない人のタイプとは

カランメソッドは万能薬ではない!向いている人・向いてない人のタイプとは

効率を突き詰めた手法による独特のレッスン展開が魅力のカランメソッドですが、どんな人にでもおすすめできる学習法ではありません。

たとえば、カランメソッドでは即時の応答が求めめられるため、「マイペースに学びたい」という人は「自分に合っていない」と感じることがあるかもしれません。逆に、「ひたすら英語を口に出して練習したい」という人にはぴったりの学習法です。

ここではカランメソッドが向いている人、向いていない人両方の特徴を説明しています。カランメソッドで勉強を始める前に、ぜひ参考にしてください。

カランメソッドが向いている人の特徴

カランメソッドを効果的に受講するなら、先生が英語で出す指示の内容がわかる程度の英語力が必要です。

そのレベルに達している人で、「英語がうまく口から出てこない」「とに

かく話すトレーニングがしたい」という人が数をこなすには、発話重視のカランメソッドはもってこいの方法です。

「正しい文法に従って話す訓練がしたい」という人にも向いています。

カランメソッドでは文法上の間違いを細かく指摘されるとともに、正しい表現を徹底して口と耳で練習するため、TOEFLやIELTSなど、 スピーキングで文法の運用が評価点になる試験の対策にもなります。

カランメソッドでは即答を求められるので、「英語でスラスラ会話できるようになりたい」という人にもおすすめです。

ただし、会話にカランメソッドを生かしたい人は、語彙力アップのための勉強も並行して行う方が良いでしょう。実際の英会話では会話のシーンや目的に合わせた語彙知識が必要になるためです。

カランメソッドが向いていない人の特徴

英語がほとんど聞き取れない人や、勉強を始めたばかりの初心者にはカランメソッドはかなり難易度が高い方法で、負担に感じる人もいることでしょう。

カランメソッドでは授業中の指示や説明はすべて英語です。新しい知識の導入は比較的ゆっくりと喋ってくれますが、基本的な英語の語彙や文法の知識がない初心者にはかなりハードルの高いレッスンと言えます。

理解していない状態でも先生の発音を追うことで一応授業は進むのですが、意味のわからない音の羅列をただ追い続けるだけの英語学習は苦痛ですし、上達も実感しにくいですよね。

また、カランメソッドは常に一定の型に従った英文を口に出すという方式をとっているので、「いつも同じ方法の繰り返しだと飽きる」という人はモチベーション維持に苦労します。

効率よく発話量を増やすために生徒から講師に対して質問することもできないため、「自分のペースで学びたい」「形にしたがって話すだけの英語は不自然だ」という人は納得できないと感じるかもしれませんね。

「自由に会話を楽しみたい」という人も、カランメソッドは窮屈に感じるかもしれません。たとえば、“Is this a book?” という質問に対する答えとして、次の1〜3のように答えた場合はすべて訂正が入ります。

  1. Yes.
  2. Yes, it is.
  3. Yes, it is a book.

1・2は「フルセンテンスではない」、3は「短縮形を使っていない」という理由で訂正されます。ここでの正しい答えは”Yes, it’s a book.” だけ。実際の会話では問題なく通用する場合も例外はありません。

You Tubeや英会話スクールの公式サイトでは実際の授業の様子が見られますので、不安な人はスクールを探す前に見ておくのがおすすめです。

カランメソッドの正式認定を受けたオンラインスクール3選!

カランメソッドの正式認定を受けたオンラインスクール3選!

「カランメソッドが学べる」ということを売りにしているオンライン英会話スクールは増えていますが、実際に正式提携し、トレーニングを積んだ講師に学べるところはごくわずか。オンライン英会話スクールではこれから紹介する3校のみです。

ここでは、正式認定を受けたオンライン英会話スクールをご紹介します。各スクールの特徴を踏まえて、自分にぴったりの学習環境を選択しましょう。

ネイティブキャンプ

ネイティブキャンプ

・画像引用:ネイティブキャンプ HP

『ネイティブキャンプ』でカランメソッドを受講するには、事前にカウンセリングを受ける必要があります。カウンセリング予約時に「カランメソッドの受講を希望している」と伝え、カランメソッドのレクチャーを受けましょう。

カウンセリングの後は、さらに別枠でレベルチェックテストを受講します。ステージ1~12のうち、自分のレベルにあったステージから受講を開始できるようになります。

カランメソッドを受講するには、月額料金だけでなく、さらにコインを購入する必要があります。必要なコインの数は講師のスキルや経験により差がありますが、大体の相場は1回100コイン(=約200円)程度です。コインはまとめ買いでお得に手に入れられます。

レッスンには事前予約が必要なので、お目当ての先生がいる場合は事前にコインを購入しておき、スケジュールに余裕をもって予約しましょう。

カランメソッドコースのほか、こども向けの「カランキッズ」、ビジネス英語を学びたい人のための「ビジネスカラン」(カランメソッド経験者で、ステージ8〜10対象)もあります。

月額費用(税込) 月額料金+予約時のコイン(1回200円程度)が必要。月額料金はプレミアムプラン6,480円、ファミリープラン1,980円。
教材費 1ステージごとに1冊テキストを購入。e-book1,600円〜、製本版1,800円〜(製本版は別途送料360円が必要。)
レッスン時間 1回25分
無料トライアル 7日間
無料体験の申し込みはこちら

QQ English

・画像引用:QQ English HP

『QQ English』では、カランメソッドだけで6つのコースが用意されており、レッスン時間や担当講師のスキルごとに特徴が異なります。

通常の「カランメソッド」コースに加え、カランメソッド専用の研修を受けた特別講師が担当する「ハードコア」、通常25分の倍の時間受講できる「50分」など、様々なオプションが組み合わせられたコースがあります。こども向けの「カランforキッズ」も用意されています。

『QQ English』では、月々の会費を支払うことで金額に応じた「ポイント」を獲得し、レッスンの受講はこのポイントを消費して行います。カランメソッドを受講するには50〜150ポイントが必要です。

ポイントの有効期限は1ヶ月しかないので、自分が受講できるペースに合わせて会費プランを選びましょう。ポイントが足りなければ追加購入もできます。

月額費用(税込) 200ポイント2,178円(キッズ用)、400ポイント4,053円、800ポイント7,348円、1,500ポイント10,648円
教材費 1ステージごとに1冊購入、e-book版1,780円〜、製本版3,300円〜(製本版は別途送料が必要。送料は配送地域により異なる)
レッスン時間 1回25分~50分
無料トライアル 1回25分のレッスン2回分
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ジオスオンライン

ジオスオンライン

・画像引用:ジオスオンライン HP

『ジオスオンライン』でカランメソッドを受ける場合の料金プランはかなりシンプルです。3ヶ月で20回受講できる「ステップアップコース」と5ヶ月で50回受講できる「マスターコース」の2種類から選ぶだけです。キッズ向けのコースやビジネスに特化したコースはありません。

「もっと練習したい」という場合は追加レッスンも受講することができます。追加レッスンは1回あたり616円〜622円で受けられますが、こちらも5〜10回分をまとめて購入する形式です。

月額費用(税込) 14,300〜34,100円
教材費 1ステージごとに1冊購入、e-book版1,430円、製本版2,552円(製本版は別途送料が必要。送料は配送地域により異なる)
レッスン時間 1回25分
無料トライアル 1回25分のレッスン1回分
無料体験の申し込みはこちら

カランメソッドはスピーキング・リスニングの集中練習に効果的

カランメソッドはスピーキング・リスニングの集中練習に効果的

今回の記事では、カランメソッドの概要や効果、おすすめできる人・できない人の特徴、実際に受講できるスクールについてお伝えしました。

時間いっぱい集中して英語を耳と口に叩き込むカランメソッドは、「英語を話せるようになりたい」と本気で考えている人たちにおすすめの学習法です。今回の記事を読んで「興味がわいてきた」という方は、体験レッスンに申し込んでみてください。

ENGLISH MEDIA 編集部

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