英語エッセイの書き方には「型」がある!書き方のルールとコツを解説

英語エッセイの書き方には「型」がある!書き方のルールとコツを解説

留学を考える人にとって大きな関門となるのがエッセイ・ライティングです。日本の語学教育では自由英作文の機会が十分ではなく、自分の意見を求められることが少なかったこともあって、「なんとなく苦手意識がある」「何から始めたら良いかわからない」という人も少なくありません。この記事では、英語のエッセイを書くときの基本ルール、役立つ教材や添削ツール、英作文の指導を行ってくれるオンラインスクールについてご説明します。

英語のエッセイには書き方のルールがある!まずはエッセイの構成を知ろう

英語のエッセイには書き方のルールがある!まずはエッセイの構成を知ろう

日本のエッセイが「書き手の主観で、自由に書いて良いもの」とされているのに対し、英語のエッセイは、その構造や書き方に一定の決まりがあるのが特徴です

英語のエッセイは特定のトピックに対し、何らかの結論と、そう考えるに至った経緯を論理的に説明するためのものです。エッセイは「Introduction(導入)」「Body(本文)」「Conclusion(結論)」で構成され、それぞれに明確な役割が割り振られているのです。

ここでは、英語エッセイの構成要素の内容について、それぞれ説明します。エッセイ本文の内容を考えるにあたっても、まず基本の型を押さえることで書きやすくなりますので、ぜひ参考にしてください。

Introduction(導入)

Introduction(導入)の役割は読者に興味・関心を惹きつけることです。読者に興味を持ってもらえそうな興味深い事柄を紹介するとともに、関連する背景知識を紹介します。Introductionの結びでは、このエッセイで主張する内容を簡潔にまとめます。

つまり、英語のエッセイは最初の段落の時点で、導入から大まかな内容の把握までできるように書くのです。Introductionは基本的に1段落(パラグラフ)で構成されます。

Body(本文)

Body(本文)の役割は理論の展開です。このエッセイで主張する内容の根拠を、具体的な例やデータなどを交えつつ説明していきます。例えば、「死刑制度は廃止すべき」というエッセイを書いている場合に、「なぜ廃止すべきなのか」を説明するのがBodyです。

Bodyの各段落は、その段落で主張することを簡潔に表現した1文から始め、ひとつの段落の中に主張・根拠となる事例やデータの分析、比較・結論を織り交ぜていきます。

Bodyの段落数はエッセイに指定されている字数制限によって異なりますが、300~400語程度のエッセイなら、Bodyは2〜3段落で構成するのが一般的です。また、Bodyを複数段落に分ける場合、一つの段落では一つの話題だけに関して議論するのが基本ルールです。

Conclusion(結論)

Conclusion(結論)はエッセイ全体の結びにあたる章です。エッセイでの主張を再度繰り返しつつ、展開してきた議論を簡潔にまとめます。IntroductionやBodyの主張内容とブレないように気をつけてください。

また、ここで注意したいのが、語句の繰り返しです。英語は基本的に同じ語の繰り返しを嫌うため、IntroductionやBodyでの主張はなるべく別の言葉に置き換えて表現しましょう。

英語エッセイの書き方のコツは?客観的・多角的な視点がカギ

英語エッセイの書き方のコツは?客観的・多角的な視点がカギ

英語のエッセイをより良いものにするコツは、論理的であること、そして主張をはっきりさせることです。前述したように、英語のエッセイは形式が定まっています。導入部から結論まで、ひとつの主張を貫き通す必要があるのです。

また、英語のエッセイでは主張の客観的な正しさも評価の対象となります。「私が良いと思ったから良い」ではなく、「多くの人にメリットがある」「経済的な効果が期待できる」など、客観的な視点を持って理論の展開をしなければなりません。

客観的な理論と首尾一貫した主張を展開するには、事前にメモなどを使って自分の主張を整理することが不可欠です。書き始める前に、トピックに関連する知識や意見を書き出して整理し、理論の展開に不要な要素は思い切って捨ててしまいましょう。

また、ひとつのトピックに対して様々な角度から論証することも大切です。ひとつの主張を裏付けるには、具体例の提示以外にも様々な方法があります。別の事例との比較する、反対意見に対する反証を行うなど、様々な視点から主張の裏付けを行いましょう。

英語エッセイを書くときに役立つ添削ツールの紹介

英語エッセイを書くときに役立つ添削ツールの紹介

ここでは、英語エッセイを作成するときに役立つ無料添削ツールを2つご紹介します。文法やスペルのミス、冗長な言い回しをAI判定で指摘してくれます。便利ですが、上手に使うにはある程度英語の知識も必要になるので、頼りすぎないよう、他の教材やサービスと併用するのがコツです。

Grammarly

Grammarly、添削サイト

・画像引用:Grammarly HP

『Grammarly』は入力した英文に文法上のミスやスペルミスがないかをチェックしてくれるツールです。受動態の多用や同じ語彙の繰り返しなど、「文法上は誤りではないが避けた方が良い」表現についてもチェックしてくれます。

利用には登録が必要ですが、過去にチェックした英文の履歴を残すなど、復習に役立てられる機能が使えるメリットもあります。

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Hemingway Editor

Hemingway、添削サイト

・画像引用:Hemingway App

『Hemingway Editor』は「文章の読みやすさ」を評価してくれるツールです。使用するには「Write」ボタンをクリックして英文を入力し、「Edit」をクリックします。すると、「複雑すぎないか」「もっとわかりやすい類義語はないか」などをAIが自動分析し、評価と改善点を表示してくれます。

登録などの手間もないので、サイトを訪れるだけで利用可能ですが、具体的な改善案を提示してくれるわけではないので、他の添削ツールや例文集などと組み合わせて使うのがおすすめです。

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英語エッセイの書き方が学べる本4選

英語エッセイの書き方が学べる本4選

ここでは、英語のエッセイの書き方が学べる本を4点ご紹介します。一口に「英語ライティングの本」と言っても、英検やTOEFLなどの資格試験を主眼に置いたものから、会話や読解にも役立つ視点が学べる本まで様々です。自分の目的に合わせた参考書籍を選びましょう。

ここで差がつく! 英文ライティングの技術—英語は「I」ではじめるな

『ここで差がつく! 英文ライティングの技術—英語は「I」ではじめるな』は、多くの日本人学習者の英文エッセイを添削してきた著者の経験から生まれた本です。エッセイのリライトを通して、指導者の視点で「どうすれば良くなるか」を学ぶことができるようになっています。

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英語「なるほど!」ライティング 通じる英文への15ステップ

『英語「なるほど!」ライティング 通じる英文への15ステップ』の特徴は、英語と日本語の言語特性の違いに着目しているところです。簡潔で読みやすい英文に仕上げるための、日本語にはない考え方やテクニックについて具体的に解説してあります。

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英検分野別ターゲット 英検準1級 ライティング問題

『英検分野別ターゲット 英検準1級 ライティング問題』は、英検合格のために英語のエッセイを書く必要がある人におすすめです。英検対策の書籍を数多く出版している旺文社による書籍で、これを読めば試験の傾向、回答の組み立て方がわかるようになっています。

英検のライティングは日常生活のほか、社会性の高い様々なテーマから出題される傾向にあるので、「色々なトピックでエッセイの練習をしたい」という人にもおすすめです。

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【CD付】TOEFLテストライティング問題100 改訂版

『【CD付】TOEFLテストライティング問題100 改訂版』は旺文社によるTOEFL対策本です。英作文の基本的な構成・Bodyの構造といった基本的なルールから、メモのとり方・タイムマネジメントといった試験のコツまで網羅しています。

ちなみに、TOEFLは2019年8月に出題形式の変更がありましたが、ライティングについては大きな変更はなかったため、2019年以前の書籍で試験対策をしても問題はありません。

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英語エッセイの書き方を教えてくれる添削サービス

英語エッセイの書き方を教えてくれる添削サービス

ここからは、英語でのエッセイの書き方を指導してくれる添削サービスを3種類ご紹介します。ライティング力を向上させる一番のコツは、なんと言っても「人から直接指導してもらうこと」です。

ここでご紹介するサービスはどれもオンラインで添削依頼できるので、まずは無料お試しレッスンから気軽にアドバイスを求めると良いでしょう。

フルーツフルイングリッシュ

英作文のフルーツフルイングリッシュ

・画像引用:フルーツフルイングリッシュ HP

『フルーツフルイングリッシュ』は、実社会で英文ライティングが必要な人を対象とした添削サービスです。TOEIC700点以上の中級〜上級者を主なターゲットとしていますが、満足度は驚異の99.3%を誇ります。

初めて利用する人は無期限で利用可能な「英作文チケット」から始めるのがおすすめです。利用料金は20回の添削で税込11,550円〜で、チケットはまとめ買いするほどお得になります。

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イーオンのショートエッセイ添削コース

ショートエッセイライティングコース|英文添削コース-英会話-AEON-イーオン

・画像引用:AEON On-Line Writing Course HP

老舗の英会話教室としておなじみの『イーオン』ですが、実は会話だけでなくエッセイ添削のコースも存在します。全部で10回の課題添削で、料金は税込24,200円です。

『ショートエッセイ添削コース』は毎週1回を目安にwebサイト上に課題をアップロードする方式で進められます。提出から添削まで全てオンラインで完結するので、地方在住の人、忙しくて教室に通う暇のない人も参加可能です。

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ベストティーチャー

ベストティーチャー、オンライン英会話

・画像引用:ベストティーチャー HP

オンライン英会話サービス『ベストティーチャー』は、全てのレッスンにライティングと添削が含まれている点が特徴的です。日常会話やビジネス英語などのコース以外に、IELTSやTOEIC、英検などの各種資格試験対策用のコースも充実しています。

利用は「通常英会話コース」が月額税込12,000円、資格試験対策のコースが月額16,500円です。1ヶ月に受けられるレッスンの数に制限はありませんが、同時に受けられるライティングレッスン(添削)は3つまで、一度に予約できるスピーキングレッスンは1つまでです。

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英語のエッセイは書き方を学べば怖くない

英語のエッセイは書き方を学べば怖くない

今回は、英語でエッセイを書くときのルールやコツ、実際の執筆時に役立つツールや参考書籍、添削サービスについてご紹介しました。英語圏の教育は論理的な思考や情報の深読みを重視しており、エッセイ・ライティングもその例外ではありません。

初めは戸惑うかもしれませんが、エッセイを英語で書く訓練をする上で、英語力以外に論理的な思考能力も養うことができます。本記事を参考に、まずは基本のルールを踏まえつつエッセイ・ライティングの練習を始めてみてください。

ENGLISH MEDIA 編集部

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