TOEICスコア別の英語力の目安とは?レベル別の勉強法とおすすめ参考書・アプリと共に解説

TOEICスコア別の英語力の目安とは?レベル別の勉強法とおすすめ参考書・アプリと共に解説

多くの企業が採用審査の参考に使用しているTOEICですが、「どのくらいの点数を目指せば良いのか」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。今回はTOEICスコアごとに社会で求められるレベルやできることについてまとめました。これからTOEICを受験する人はぜひ参考にしてください。なお、本記事では特に記述のない限り「TOEIC Listening & Reading Test」を「TOEIC」として表記しています。

TOEICスコアからあなたの英語力の目安がわかる!5段階にわけて特徴と勉強法を解説

TOEICスコアからあなたの英語力の目安がわかる!5段階にわけて特徴と勉強法を解説

TOEICのスコアから推測できる英語力について説明していきます。英語を使って「どんなことを」「どのくらい」できるかは各スコアによって違ってきます。

ここでは、TOEICのスコアを「~465点」「470点~595点」「600点~695点」「700点~795点」「800点以上」の5段階に分けて解説します。

自身のスコアと比較しながら「得意なこと・苦手なこと」を整理し、次のステップに進むための参考にしてください。

~465点:まずは中学・高校英語までの文法・単語をおさらいしよう

挨拶程度ならなんとかこなせますが、業務連絡やメールのやり取りになると「英語が得意な人や翻訳ツールなどの手を借りなければ難しい」という人が多いのがこのレベルです。日常会話なら支障なくできる人もいますが、知らない表現が登場すると途端に会話に詰まることもあるでしょう。

TOEICスコアが470点未満の人は、まず基本的な語彙と中学・高校までに習う文法事項の復習をしましょう。

TOEICスコア465点以下の人の特徴

TOEICスコアが465点以下の人は、相手の人がゆっくり話してくれる場合や、簡単な語彙や短い会話であれば理解ができます。相手の話すペースがネイティブの自然なスピードだったり、会話が長く続いたりすると、ついていくことが困難になります。

リーディングでは短い文章を理解することはできますが、文法知識や語彙力の不足により「文中の単語は少しわかるけど何が書いてあるかはわからない」といったことがよくあります。

おすすめの勉強法

TOEICスコア470点未満の人は、まずは中学・高校で習う文法のおさらいから始めるのがおすすめです。「学校英語が今さら役に立つの?」と思われるかもしれませんが、TOEICに出題される問題の解説は、高校レベルの参考書を見ればほぼ全部書いてあります。

社会人向けの参考書では文法の説明が最小限しかないことも多いのですが、その点高校レベルの参考書では文法法則について丁寧に解説されたものが多いです。まずはうろ覚えのまま放置している知識の穴を埋めていくことから始めましょう。

おすすめの教材

  • TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)
  • TOEIC300〜500点の人のために作られた単語帳です。レベル別に語彙が並んでいるので「今週はここまで」といった学習目標が立てやすいです。スマートフォンで音声を聞くことができるので、「音声を聞いても何を喋っているのかわからない」という事態も防げます。

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  • 中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本
  • 中学校レベルの基礎的な文法の総復習ができる本です。文法事項を単純な英文をもとに説明しており、英文の構造をさっとおさらいするのに使えます。

    深い知識を身につけるなら別のテキストの方が向いていますので、基礎を固めた後で発展的な文法の知識をつけたい場合は、高校向け以上の参考書を買うようにしましょう。

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  • 総合英語 Evergreen
  • 高校の英語教材としても多く採用されている参考書です。一番最初から最後まで読み通すという使い方もできますが、わからない箇所、ミスした箇所があるときに、該当の文法事項を説明している箇所を逐一開いて読むのがおすすめです。

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    470点~595点:短い文章なら理解できるが細部や応用に課題

    徐々に基礎知識を身につけているものの、まだ英語に苦手意識が残る頃です。

    TOEICの平均スコアは毎回580点〜600点に満たない程度で推移しており、スコアが595点以下の受験者が全体の5割ほどを占めます。この得点帯から抜け出ることができれば、多くの企業が求める水準である600点に手が届くだけでなく、上位半数の受験者に食い込むことができます。

    TOEICスコア470点~595点の人の特徴

    定番のフレーズや頻出語句ならすぐに意味が取れるようになり、日常会話であれば大まかに聞き取ることができます。文法知識や語彙力もある程度は身についている段階です。

    とはいえ、まだまだ細部の聞き取りや、やや長い英文のリスニングはまだ苦手。文法・語彙もまだブラッシュアップが必要です。

おすすめの勉強法

語彙や文法に残っている苦手分野をしっかり克服しておきましょう。難易度の低い問題の演習・復習を繰り返すことで身につけた知識を定着させれば、次のステップである600点が見えてきます。

また、600点前後のスコア帯の人はリスニングと文法問題で底上げできる余地のある人が多いため、知っている語彙を増やし、確実に聞き取れるようにするだけでもスコアの伸びが期待できます。

おすすめの教材

  • スタディサプリENGLISH(TOEIC L&Rコース)
  • スタディサプリENGLISH

    ・画像引用:スタディサプリENGLISH(TOEIC L&Rコース)HP

    スマートフォン1台で単語学習・問題演習・解説動画が利用できるアプリです。利用には月額2,980円(消費税別途)がかかりますが、クイズ形式で単語学習ができるほか、シャドーイングやディクテーションの練習機能も付いています。

    「英語に苦手意識があって、なかなか手が出ない」という人は、まずはスタディサプリのようなアプリからゲーム感覚で初めてみるのも良いでしょう。

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  • ゼロからのTOEIC(R) L&Rテスト600点 全パート講義
  • TOEICの各パートでの攻略ポイントをあげながら、初心者が「わからない」と感じやすいポイントをフォローしています。初めてTOEICを受ける人や、600点の壁が超えられず悩んでいる人におすすめの参考書です。

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  • 公式問題集
  • 公式問題集

    ・画像引用:楽天市場

    文法知識をひととおり身につけたなら、公式問題集をまず1冊購入し、何度も何度も周回する学習方法がおすすめです。公式の難易度や問題量に慣れることができますし、同じ問題でも時間が足りなかったところ、よく聞き取れなかったところを復習することで力がつきます。

    この学習方法はスコアが800点に達しても通用するので、この段階で慣れておくのが良いでしょう。

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  • TOEIC L-Rテスト 文法問題 でる1000問
  • 文法知識をある程度身につけた人が、ひたすら文法問題を解きながら文法ルールを体得するための本です。とにかく量が多いのと、見開きページ内で問題演習と答え合わせが完結するコンパクトさが特徴です。知らない単語をチェックすれば、語彙力トレーニングにも使えます。

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600点~695点:英語の基礎力は十分!語彙や長文理解の課題をクリアしよう

人事評価や採用の基準として一定のボーダーラインとなるのが600点台です。一定の範囲内であれば自分の意見を伝えられるだけの語彙力や文法知識も備わっており、中級程度のレベルと言えます。

自分の強みとして英語力をアピールしたいなら、さらにもう一押しが欲しいところ。胸を張って「得意」と言えるように、学習を継続しましょう。

TOEICスコア600点~695点の人の特徴

少し複雑な文章や、少し長めのアナウンスも、語彙や情報の繰り返しがあれば理解できます。基本的な文法知識はひととおり頭の中に入っていますが、長文の理解や難しい語彙、ひねった言い回しはまだ苦手で、時間内に問題を解き終わらないことも。

リスニングでは細部の聞き取りに課題が残ります。

おすすめの勉強法

次なるステージである700点台を目指すには、さらに語彙力に磨きをかけつつ演習量を増やします。時間内に解き終わるよう、時間を測って長文を解くのがおすすめです。課題である細部の聞き取りにはシャドーイングやディクテーションが有効です。

長文読解は、まず正確に意味を取れるように丁寧に読むことを心がけましょう。主語、動詞などの主要要素をきちんと押さえつつ、文の主旨を想像しながら読んでください。それができるようになれば、速度は後からついてきます。

おすすめの教材

  • 世界一わかりやすい TOEICテストの英単語
  • 見出し単語のひとつひとつに丁寧な解説がついているのが特徴です。単語をひとつずつ丸暗記する効率の悪いやり方を脱却したい人向け。巻末には前置詞など、間違えやすい文法事項をまとめて解説してあります。

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  • [音声DL付]はじめて受けるTOEIC(R)L&Rテスト全パート完全攻略
  • Part別に解き方のコツ・受験のテクニック解説と演習問題が載っています。全体の難易度は本番より易しく作ってあり、500点台後半〜600点程度のスコアを取れる人向けです。取れる問題を焦らず着実に解く練習にはもってこいです。

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700点~795点:複雑な応用も可能に!レベルの高い演習に着手しよう

700点レベルになると、文法の知識はほぼマスターし終え、発展的な知識がついていることでしょう。ここからスコアを上げるにはTOEICのテクニックではなく、演習量に裏打ちされた英語力です。丁寧な演習を繰り返して、学習量に裏打ちされた本当の英語力を磨きましょう。

TOEICスコア700点~795点の人の特徴

リスニングでは話の大筋を掴むのに苦労はなく、予想外の話題が突然登場しても臨機応変に対処ができる実力がついています。上級レベルの複雑な構文が出てきても冷静に解くことができるようになっています。

一方で、長めの問題文を聞き取るときは細部がまだあやふやな状態で、間接的な答えが選択肢に混じっていると混乱することもあります。読解にもまだスピードアップの余地が残っています。

おすすめの勉強法

次のステップを目指す前に見直したいのが学習時間です。

前述の「英語活用実態調査(企業・団体、ビジネスパーソン)2019」によると、800点以上のスコア取得者は、800点未満の受験者と比べて週当たりの学習時間が約3時間半長いという特徴があります。

通勤時間や出勤前の時間を有効活用している人が多いのもハイスコアラーの特徴です。

さらなるハイスコアを狙うには、やはり地道な演習が欠かせません。通勤時間などを有効活用できないか、もう一度見直してみましょう。

例えば、通勤中についついスマホを開いてしまうという人は、その時間で単語帳の見直しや、イヤホンをつけてのリスニング練習ができます。自分の弱点がある程度わかっている段階でもありますので、しっかり時間をとって丁寧に復習していきましょう。

おすすめの教材

  • TOEIC(R) L&Rテスト 本番そのままプラチナボキャブラリー
  • 実際のTOEICで出題される形式に沿って単語を勉強できます。派生語・関連語のほか、単語や熟語を英語で言い換えた表現も載っているので、類義語の学習にも役立つ単語帳です。音声もダウンロードできるのでシャドーイング練習にも活用できます。

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  • TOEIC(R)テスト リーディング プラチナ講義
  • 「メール」「お知らせ」など、長文の種類別に注意するべき情報について解説しています。解き方だけでなく、長文別に狙われやすい表現についても懇切丁寧に解説しています。800点を目指す前に、もう一度知識に穴はないか確かめることができます。

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800点以上:誰もが認める「英語が得意な人」に!苦手分野の補強と演習量増加を

スコアが800点の大台に乗る頃になると、英語を使って本格的に仕事をすることができる素地ができあがります。履歴書に記載すれば、英語力を強みとしてアピールすることができます。

社会の評価として、「TOEIC800点のレベルなら実務レベルの英語力をもっているはずだ」という意図で募集要件に「TOEIC800点」と記載している企業も多いので、転職や就職に利用するなら会話など実践的なスキルも磨いておけば更に有利です。

TOEICスコア800点以上の人の特徴

単語や文法に関する知識を即座に応用できる英語力を備えています。長文リスニングや読解もこれまでに身につけた知識を生かして回答ができます。弱点はマニアックな語彙や普段は使われないようなフレーズが出題に絡むときくらいでしょう。

おすすめの勉強法

既に800点以上のスコアを持つ人がさらにスコアアップを狙うなら、難易度の高い問題の演習量をとにかくこなすことです。

演習はスキマ時間だけでなく、まとまった学習時間を1日に数時間は確保して長文対策(Part4, Part7)にあてるのがおすすめです。演習量は1日3題以上の長文を目安に、解説は丁寧に読み込み、「なぜこの答えになるのか」を納得するまで辞書・参考書などを使って調べ、精読しましょう。

ハードな学習をこなすだけでも相当の英語力が必要になってきますが、ここまで丁寧に学習し、文法や語彙の知識がついている人なら難しいことではありません。

おすすめの教材

  • TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リスニング(CD-ROM1枚つき)
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  • TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リーディング
  • 商品詳細はこちら  

    同じシリーズとして出版されている問題集のリーディング版・リスニング版です。それぞれ5回分の模試演習ができ、難易度は公式よりも高く作成されています。

    いわゆる「ひっかけ問題」ではなく、純粋に高い語学力を求めるような問題で構成されているので、演習の過程でかなり負荷の高いトレーニングができます。

英検とTOEICスコアの互換性の目安は?

英検とTOEICスコアの互換性の目安は?

日本でTOEICの他によく知られている英語力テストといえば、英検です。英検の級とTOEICのスコアはどう対応しているのでしょうか。

文部科学省の作成した「各資格・検定試験とCEFRとの対照表(平成30年3月)

では、英語力を測る各種検定試験のスコア・級をCEFRという国際基準に当てはめています。

TOEICの公式サイトでも、スコアをCEFRの指標に当てはめた図を見ることができます。

文部科学省とTOEIC公式サイトの図表を総合して考えると、英検とTOEICスコアの関係は次のようになります。

  • TOEIC L&Rスコア550点〜780点が英検2級〜準1級(CEFRのB1レベルに相当)
  • TOEIC L&Rスコア785点〜940点が英検準1級〜1級(CEFRのB2レベルに相当)
  • TOEIC L&Rスコア945点以上が英検1級(CEFRのC1レベルに相当)

ただし、英検とTOEIC L&Rテストでは、そもそも測る英語力が異なっているため、二つの試験の成績は必ずしも互換性があるものではありません。

どちらがより優れていると一概に言えるものではないので、目的や応募する企業・学校などの評価基準に合わせて受験しましょう。

英語力アピールにTOEICは超重要!目安となるスコアに向けて一歩ずつ学習を

英語力アピールにTOEICは超重要!目安となるスコアに向けて一歩ずつ学習を

今回の記事では、TOEICの点数からわかる英語力のレベルについてお話ししました。日本では日常で英語を使う機会はまだまだ少ないものの、世の中は確実に国際化に向かっており、今後は仕事で英語力が求められる機会も多くなることでしょう。

英語の学習を通して「できること」が増えれば、確実にあなたの視野は広がります。英語を新しい強みに変える方法はただひとつ、「継続すること」です。目標を達成するその日まで、一歩ずつ学習を続けましょう。

ENGLISH MEDIA 編集部

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